調子狂うし、ドSくん。

口悪いのどーにかなんない?マジで凍り付くからやめてほしいの本音よ?


「あれ~そういえば荘ちゃんも遊ぶのやめたんだっけ~?ねえ?」


「ウザ……」


「あれれ~ご機嫌斜めちゃん?」


その対応に無視を決め込んだのか反応しなくなった荘。


「うそっ!?遊ばないの、荘!」


「なんで~荘次私って言ってたじゃん!」


「荘、なんで~あースキャンダル~!?彼女って言っちゃえばよくな~い?」


ここはバカの集まりですか?いやそうなんだけど……。


旭日の言葉を聞いた荘の遊び相手の女子たちがここぞと集まってきた。


ここの学校の偏差値って腐ってた覚えしかない。確か、二十?


「バカね~うちの偏差値は二十五なだけあって」


間違えてた。五プラスだったわ……。


そんな旭日のセリフにちょっと同感。


というか、どんだけ遊んでんのコイツ……いや、人のこと言えないけど…。


「悪りぃけど、遊ぶのやめたから」


「さすがは腐っても男ね~」


「ちょっと、きゅんとしたわよ荘く~ん」


マジなんだ……遊ぶんやめたの……。


ちょっと、半信半疑。


「ま、応援してるわよ荘ちゃん。あんた、昔っから素直じゃないけど、分かってるんだから~」


「そ~そ~荘ちゃんの味方ぁ~行こー旭日~」


はぁ、嵐ですか。


なんかどっと疲れた。


あの二人はうるさい。とてつもなく。


そして、私たちは不器用。コイツも私も素直のかけらもないような人間だ。


つまり、腐ったもの同士。仲良くなんてはしないが。


「…なぁ梨華」


「何?」


「…放課後屋上集合」


はぁ?命令?つくづくムカつく。


「ふーん?」


旭日と愛瑠がニマニマと私たちを見比べた。


「…ジロジロ見んな」


「…荘くんったら素直じゃなーい」


愛瑠がやけにつまんなそうに吐いた。


「………」


「かっこいいよ、しょーくんっ!」


「……うぜぇ」


「はぁ……前言撤回」