調子狂うし、ドSくん。

せっかく合コンに来てるのに荘を探してしまうだなんて、重症だ。


両隣に座る女の子たちを相手に笑顔で笑っている。


あの笑顔が……―私に向いてくれたら…それ以外…何も要らないのに。


「なに荘くんのこと見てんのよ、合コンよ?」


隣で二やりと笑った旭日。


「別に」


まだ怪しげに見る旭日をなんとか交わして端に何となく座っていると、声をかけられた。


「もしかして、梨華ちゃん?かわいーね、隣いい?」


「あ…うん」


茶髪の髪がふわふわしててジャンル分けするとふわふわチャラ系男子。


「ねぇ、梨華ちゃんって可愛いって言われない?」


可愛い…?可愛いって…見た目も性格もその真逆なんですが……。


「…あんまり、かな…」


そういうとどんどん距離を詰めてきた。


手が腰に回されて必然的に近づく形になった。


「マジー?ねぇ抜けない?」


抜ける…?なにいって……ろくなことにならないのは目に見えている。


だったら…


「うーん…ちょっと…」


やんわりと笑ってそう言った。


「えーいいじゃん」



そういって手首をとられて無理やり立ち上がらせられる。



「俺ら抜けるわ」


そう声をかけたと思えば男子たちは何食わぬ顔で頷いた。


愛瑠と旭日を見るけれど話に夢中で気づかない。