飼い猫×モドリネコ

<それから3週間後、バー・ピエージェ>

私の足は気づけばピエージェに向かっていったわ。

ここで1人で飲んでいれば、アレ目的のナンパ男が寄ってくるからね。

トウヤと過ごせない慰め?その通りよ…隠さない。

私は執着しない性格。トウヤに堕ちたのは何かの間違い!

危うく自分を見失うところだったわ。

さ、今夜はどの男にしようかな?



…無意識って怖いわね。

私、トウヤみたいに雑で激しくシてくれそうな男を選んで声をかけてる。

トウヤがまとってる雰囲気は独特で、女に慣れてるし擦れてるんだけど、自分への諦めを隠し切れてない感じがするの。

そういう”生への執着のなさ”に惹かれたのは認めるけど、私はそんな闇ばっかり食べたいわけでもない。

今はストレートな下心を向けてくれた方が”慰め”になるの。不器用でも、トークが拙くても、ベッドで欲望を遠慮なくぶつけてくれそうなら気にならないわ。

あら?ちょうどいい男がいるじゃない。カノジョ連れではなさそうね。

隣、いいかな?