「なんですか?」


「みれあは俺のものだから…景斗くんならみれあじゃなくてもいいでしょ」


「俺、奏多さんがどれだけかっこよくても…いや、思ったより余裕なさそうだね、俺本気だから…みれあ先輩奪っちゃうよ」


そこにみれあが現れる。


「奏多くん…?景斗くん…?」


「みれあ…」


「みれあ先輩、俺、本気でみれあ先輩好き…俺じゃダメ?」


と景斗は手をつなぐ。




「ごめんなさい!私には奏多くんがいるから」


みれあは俺の腕にしがみつく。


すると奏多はみれあの頬にキスをする。



「景斗くん、みれあは俺の花嫁なんだ」




「なんだ…俺最初から勝ち目ないじゃん…」



「景斗くんいままでありがとう」



「みれあ先輩…でも会った時は話しかけるから…後輩としてね」



景斗くんは切なく微笑んだ。