リビングに行く。


「景斗くんは大学の後輩…確かに最近仲いいけど…今日は服を選んでほしいって言われて歩いてたの…ごめんなさい、嫌な思いしたよね、でも私、奏多くんのこと話してるよ…それに私は奏多くんだけだよ…だから…嫌いじゃない、大好きだから………奏多くんっ!?」



奏多くんはソファに押し倒して切ない顔で何度もキスをする。


息ができない。


私は奏多くんの胸を叩く。


「みれあ…ごめんね、俺…」


「何?」


「ううん、みれあ…大好きだよ」




(あぶな…我慢できないとこだった…けど…嫉妬まみれの俺とは嫌だよな。俺、そいつ…景斗に会う…俺の花嫁だって分からせてやる)