「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】

そして、本来の呪具の力を使うには呪具の化身を体に取り込んで封印を解く必要があるみたい。

呪具に触れたものを呪う時も、同じような感じらしい。

ちなみに呪具に持ち主がいても、他の人が触れば持ち主のいる呪具でさえも呪うらしい。

「……思った以上に違うんだね。僕の世界の呪具についても説明をする」

僕は、そう言って呪具の説明をする。

呪具の化身は、あくまで力を制御するために生まれること、持ち主がいれば他人が触れても呪わなくなること、呪具の効果は、持ち主だけが使える特殊な魔法のようなものであること。

そして。

「僕の世界の呪具は、呪具に取り込まれるというよりも……呪具の放つ瘴気に当てられて、おかしくなる。呪具に触れた者は、体に瘴気が流れ込んで呪いの影響を受けると言われている……これは、八咫烏が言ってたことだけど」

説明を終えると、ルーチェは「結構違うんだね」と呟いた。

「……多分、呪具の呪いの影響を受けたモンスターを……もしくは、呪具の持ち主を倒せば、僕は元の世界に帰れると思うんだよね」

「なるほど……それまでは、家にいなよ。空き部屋は、いっぱいあるし」

クラル様の言葉に、僕は「ありがとう……助かるよ」と微笑む。