「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】

え、リンドウって何……?って?この世界に、リンドウという町はないのかな?……え、ないんだ……。

リンドウは、ここから少し遠くにある町。「魔導師の町」とも呼ばれてる。

そこに行く途中、僕は様子のおかしい大型のモンスターと出会った。

その時モンスターが吠えて、目の前が真っ暗になって。

気が付いたら、ルーチェと出会ったあの場所にいたんだ。

「……こんな感じだね」

僕が話し終えると、クラル様は「様子のおかしいモンスター……」と呟く。

「ここに来る前、八咫烏が言ってた。呪具の呪いの影響による暴走だろう、って」

僕の言葉に、ティムは「呪具!?」と驚いた。

「呪具の呪いの影響って……モンスターが呪具に取り込まれたってこと?」

クラル様の言葉に、僕は違和感を覚える。この世界の呪具は、僕の知る呪具と違うのだろうか。

「……その前に、この世界の呪具について知りたいかも。僕の知る情報と違うからね」

僕がそう言うと、クラル様は呪具について説明をしてくれた。

呪具は、触れたものを呪う道具。これは、僕の世界と同じだ。

だけど。ここから先の説明は違った。

呪具に持ち主が現れた時に現れる、呪具の化身。呪具の化身は、本来の呪具の力を封印するために生まれるのだという。