「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】

「そんなこと、させない!」

背負ってた杖を手に取って、杖先をいずなに向ける。その後、僕はティムの名前を呼んだ。

ティムは頷くと、解呪の笛を吹き始める。綺麗な音色が、辺りに響いた。それを耳にしたいずなは、ティムを見据える。

……完全にティムを標的にしてる。対策を打たないと。

次の瞬間、ティムの周りに半透明の紫色の幕が貼られた。

「……ティムを守るのは、僕に任せて」

ルーチェが、ティムの前に立ちながら言う。

「ルーチェ、行くよ」

クラル様が話しかけてきて、僕は頷いた。