「……」
「ははっ。相変わらずだなぁ、ルシフェルは。ルカを守ろうとするその態度……気に食わないんだよ」
「気に食わなくて、結構。兄さんに何を言われようと、俺はルカを守るから」
「いいね。兄弟愛……僕は、嫌いだけどね」
「……クロウディア家から消えた呪具。兄さんが持っていったんでしょ?」
ルシフェルさんの言葉に、男性は「さぁ、どうだか」と不敵に笑った。
「……そういや、自己紹介がまだだったね。僕は、ノエル・クロウディア。そこの、ルシフェルとルカの兄だ」
「ルシフェルさんと、ルカさんの……?」
「……僕は、クロウディア家の人間だ。クロウディア家には――」
これ以上は、彼に……ノエルさんに話をさせたら駄目な気がして、僕はノエルさんに向かって攻撃魔法を放つ。
ノエルさんは、それを軽やかな動きで避けた。
「……ちゃんと、答えてください。ルシフェルさんの質問に」
「おや、君は……いずなの言っていた子か。そうだね、嘘偽りなく答えようか……ルシフェルの言う通り、クロウディア家にある呪具……そこにいる彼が手にしている本ね。その呪具を持ち出したのは、僕だ」
ラウルが抱える本を、ノエルさんは見る。それから、すぐにノエルさんは視線を戻した。
「ははっ。相変わらずだなぁ、ルシフェルは。ルカを守ろうとするその態度……気に食わないんだよ」
「気に食わなくて、結構。兄さんに何を言われようと、俺はルカを守るから」
「いいね。兄弟愛……僕は、嫌いだけどね」
「……クロウディア家から消えた呪具。兄さんが持っていったんでしょ?」
ルシフェルさんの言葉に、男性は「さぁ、どうだか」と不敵に笑った。
「……そういや、自己紹介がまだだったね。僕は、ノエル・クロウディア。そこの、ルシフェルとルカの兄だ」
「ルシフェルさんと、ルカさんの……?」
「……僕は、クロウディア家の人間だ。クロウディア家には――」
これ以上は、彼に……ノエルさんに話をさせたら駄目な気がして、僕はノエルさんに向かって攻撃魔法を放つ。
ノエルさんは、それを軽やかな動きで避けた。
「……ちゃんと、答えてください。ルシフェルさんの質問に」
「おや、君は……いずなの言っていた子か。そうだね、嘘偽りなく答えようか……ルシフェルの言う通り、クロウディア家にある呪具……そこにいる彼が手にしている本ね。その呪具を持ち出したのは、僕だ」
ラウルが抱える本を、ノエルさんは見る。それから、すぐにノエルさんは視線を戻した。



