「世界が違うだけで、こんなにも違うのか!?」【転生したら、魔王の側近でした×親愛なる魔王の君へ】

「……僕が、ルーチェの手を離してしまったから……ルーチェに辛い思いをさせてしまった。今の僕には、ルーチェに会う資格なんてない」

「……ルカさんが、会ってもいいかもって思える日まで僕は黙っています」

「でもさ、ルーチェくん。俺だけ会うってことも出来るんじゃ――」

「兄さん1人だと、僕と一緒に調査してることとかいろいろと言いそうだから嫌だ」

ルシフェルさんが言い切る前に、ルカさんが言葉を被せる。

「え、かわいい弟について知ってほしいじゃん……」

「出た~。それ、兄さんの悪い癖!その癖があるから、兄さん1人でルーチェ以外の皆の所に行って欲しくないの!」

「大丈夫だって……信用ないなぁ……」

「その大丈夫は、信用ならない。僕のことは話して欲しくないって言ったのに、話したのは誰だっけ?」

ジトっとした目で、ルカさんはルシフェルさんを見た。ルシフェルさんは、心当たりがあるのかルカさんから目線を逸らす。

……仲良いな?パラレルワールドで、初めてルカさんとルシフェルさんを見かけた時に察したけど。

「……ルーチェ、僕らのことはしばらく内緒でね」

ルカさんの言葉に、僕は大きく頷いた。