近くにある街、カラミティに僕らはやって来た。この世界のカラミティは、僕の知るカラミティと全く変わらない。
最初はクラル様の後をついて歩いてた僕は、僕自身でも情報を探るために単独行動をすることにした。
歩いてる途中、狭い通路から話し声がして、僕は立ち止まる。どちらも、聞き覚えのある声だ。
僕は、話し声がする方へと向かった。話し声のする方に行け、と本能が言ってる。
「どうも、こんにちは」
そこにいた人物2人に、僕は話しかけた。見覚えのある2人は、呪具使いについて話し合ってるっぽかった。
「……君は……」
そこにいた人物の1人、僕の実の父親であるルカ・クロウディアが驚いた様子で僕を見る。
「聞き覚えのある声が聞こえて来たので、つい……僕は、ルーチェ・クロウディアと言います」
僕が名乗ると、2人は同時に驚いた顔を見せた。
「……もしかして、ルカがいつも言ってた子って……」
ルカさんの側にいる人物、ルシフェル・クロウディアが、ルカさんの方を見る。
「多分、そうだと思う……エレナに似てるし」
その反応を見てから、「僕は、パラレルワールドから来ました」と付け足した。
「パラレルワールド!?」



