きみのとなりは春のにおい


「ん?なに?」


「……休日って、何してるの? あと、部活とかって……」


宙はテーブルに肘をついて少し考えたあと、口を開く。


「休日はランニングしたり、友達とバスケしたり。運動はけっこう好きかも」


「へぇ……なんか意外。すごいね」


「でも、今は部活やってないよ。中学のときは野球部だったけど」


「野球部!? ……似合うかも。でも坊主だったってこと?」


「うん、がっつり坊主だった」


「えーっ!? 想像つかない……!」


思わず笑ってしまうひよりに、宙がスマホを取り出して、写真を見せてくれた。


「……ほら、これ」


画面をのぞき込んだひよりの顔が、宙のすぐ近くに寄る。