至上最幸の恋

 目が離せなくて、どうしようもなく胸が高鳴って……これが恋なんだと、初めて知った。

 お話ししていても、とても楽しかった。ずっとずっと、瑛士さんと一緒にいたいと願っていた。

 その願いは、もう叶わなくなってしまったけれど、瑛士さんへの想いは変わらない。むしろ、あのころより深くなっている気がする。

 だから私は、この想いを胸に抱いて生きていくと決めたの。

「エリサちゃん」

 ふいに、磯崎さんがじっと見つめてきた。

 やっぱり、どことなく瑛士さんと似ている気がする。声だけじゃなくて、真っすぐで、強い意志を秘めた眼差しも。

 ……そう考えると、なんだかドキドキしてしまう。だめだめ、意識してはだめよ。平静を装わなくちゃ。

「あ、あの。どうかされましたか?」
「いや。瑛士君のことを考えているときのエリサちゃんは、本当にいい表情をするなと思って」
「えっ」

 私、一体どんな顔をしていたのかしら。なんだか恥ずかしい。

 磯崎さんはなにかを確かめるように何度か頷いたあと、いつもの柔らかい笑顔に戻った。

「エリサちゃん。一緒に出かけない?」
「これからですか?」
「うん。もし予定がなければ、夕食に付き合ってほしくて。これから店を探そうと思っていたから、どこかおすすめがあれば教えてよ」

 そうだわ。ここでは、日本にいるときほどメディアの目を気にしなくてもいいのよね。