天使?小悪魔?

俺は栗原さんに手を引っ張られて走る。


「どこ行くんだよ!つか手離せ!」

「あれ?嫌だった?」


嫌なわけない。

俺の気持ちを知ってるんだから栗原さんは分かってやってる。


…。


近所の公園に着いた。

俺の家が近くにあるから案内。


意外にも栗原さんは茶道に興味があるらしい。

いや、意外でもねぇか。

いつも抹茶オレ飲んでるしな。