天使?小悪魔?

「…嫌じゃねぇけど」

「ねえ、適当に走っちゃったからここどこか分かんない」


私達は公園にたどり着いた。


「あぁ、ここ俺ん家の近く」

「あ、そうなんだ!天宮くんの家見たい!」

「…こっち」


………。

歩くこと数分。

天宮くんの足が止まった。


「…ここ」

「え!すっごい和風!意外!!茶道とかやってそう」

「あぁ、母さんは茶道教室やってる」

「えーーー!いいな~」

「…そうか?」


「うんうん!私茶道やってみたいんだよね~」

「…じゃあ…今度来るか?」

「え、いいの!?楽しみ!」