天使?小悪魔?

「…。そっか~。じゃあ…」


「楽しみにしてるね♪」


私はまた天宮くんの耳元で呟いた。


「……っ」


「天宮くん、一緒に帰ろっ」

「…栗原さんって…本当に…」


天宮くんは赤くなった顔を手で隠してる。


「ん?何?」

「はぁーー。何でもねぇ!」


2人で帰る道は…お互い無言のまま。

でも私はこの時間が好き。