ヒュ~…ドンッ!


「あ!始まったよ!」


2人で夢中になって見た。


花火の明かりに照らされる萩の横顔はいつもと違って見える。


「…そんなに俺の顔が好き?」

「あ…ち、違う!!」

「違うのー?」

「…違くないけど…」


「言葉にしなきゃ分からないな~」

「す…好きだよ!」

「よくできました」


萩は私の頭を撫でる。


「子供扱いしないでよ!」

「あはは。ごめんごめん」


ずっと萩とこうしていたい…。