「それは本人に聞いてみなよー」

「あの…琴音さんはどうして吉川くんと別れたんですか?」

「ん~…違う人を好きになっちゃった」


「え、琴音さんが?」

「そう~まあ、中学生の恋なんてそんなもんよ~」

「えぇ…」


「お、本人登場!」

「和田さん!はぁはぁ…」

吉川くんは息を切らしてる。


「吉川くん…」

「和田さん、俺から離れるの禁止」

「ご、ごめんなさい」

「ちゃんと愛されてるじゃん~大事にしなよ~」


琴音さんは行ってしまった。


「あの…吉川くん」

「ごめん、嫌な思いさせたよね」

「ううん…ねぇ、吉川くんは私のどこが好き?可愛くないしムチムチしてるし…何も取り柄がない」