「手を繋ぐだけじゃ物足りない?」

「え!?そんなことは…」


ない…よね…


「あはは!あ、りんご飴あったよ」


りんご飴!!


「1つお願いします」

吉川くんがお金を払った。


「綿菓子は私が払うね!」

「和田さんは何も出さなくていいよ~」

「嫌!払わせて!じゃないと手繋がない」

「そう来るか…分かったよ」


吉川くんはクスクスと笑ってる。