「ねぇ、吉川くんここ分かる?」

「ここはねぇ…」


「え?その数字どこから来たの?」

「これは…こうなって…こう」

「……。」

「難しいね。ちょっと待ってね…」


吉川くんはルーズリーフを取り出して絵を描いてる。


「こういうこと」

「なるほど!!すごい!絵にしたら分かりやすいね!」


2人で黙々と課題をやっていると…


「あ!バス行っちゃった!」

「あはは。また1時間後かな?」

「ごめんね~!アラームかけておくね!」

「まぁ、俺は和田さんと一緒にいれる時間が延びるからかけなくていいよ」

「帰れなくなるよ!田舎を舐めちゃだめ!」


再び課題へ。