大学1年生の真人(まこと)先輩。


「お、夏休みの課題?」

「はい」


真人先輩は彼女がいて誕プレを買うためにバイトをしているのだとか。


「う~ん、さっぱり分かんね」

「大学の方が難しいと思いますけど」

「いや、俺は農学部だからな。英語は専門外」

「英語は一般教養ですよ?」


天宮くんに聞かないと分からないな~。


「それよりさ、このネックレスどうかな?」

「いいと思いますけど…彼女さんの好みが分からないのでなんとも」

「いつも着てる服…何だっけな。ラブなんとか…」

「ラブエンジェルですか?」

「そうそう!それ!知ってる?」


ラブエンジェルは私が好きなブランド。


「知ってますよ。その服に合わせるなら…こっちのネックレスがいいと思います。さっきのより高いですけど…」

「さすが栗原さん!5万円か…頑張って稼ぐよ」

「大学生って夏休み長いんですよね?頑張ってくださいね」

「おう!ありがとな!」