愛する花の蜜を吸う~ヤンデレ吸血鬼の溺愛がキケンすぎる~

私には大好きな人がいて、私の大好きな人にも大好きな人がいる。

それが私で、私じゃない…。

私の好きは恋愛の意味で、彼の好きは、補食対象の好きなのだ。


ゆっくりと近付いてくる綺麗な顔が誰のものかなんて歴然としている。

薄見カヨイくん…。

校内では有名な話で、綺麗な赤い髪の毛と赤い瞳は、獲物を探すようにいつも細められ、見つめると誰でも虜にしてしまう。

そんな彼が有名人なのはその髪と目だけではなく、容姿全てにおいて、綺麗すぎたからだ。通った鼻筋や、長いまつげ、薄い唇に透明な肌…誰もが二度見…いや、三度見はするほどの女性顔負けの美人さんだった。