「違っ…」
「違わねーよ!」
私の言葉を遮り、将太が大声を出す。
「お前はそんなつもりなかったかもしれないけど、年末辺りからヘンだったぞ。
一緒に居てもつまんなそうにしてたりため息ついたりして。」
「………」
何も言えなくて、こんな時なのに涙が出てくる。
泣いてしまったら事実だと認めてしまう事になるじゃない。
「本当の事言って。
じゃないと、俺惨めじゃん。」
「…将太。」
ごめんなさい、ごめんなさい。
私が全部悪いんだ。
将太がこんなにも悲しそうな顔をしているのを初めて見た。
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