「うん。 もうずっと連絡取ってないのにね、まだ私の中に雄大が居るんだ。」 「そっか。」 そのまま私もさーちゃんも黙ってしまった。 何でこんなにも雄大の事が気になるんだろう。 自分でもよくわからないけど、このまま会わなければきっと忘れられる。 そう思っていた。 ゴールデンウイークを迎え、受験生だと言っても息抜きをする為いつものメンバーで遊んでいた。 カラオケで歌っていると、テーブルの上に置いてあったケータイがブーブーと振動している。 画面を見て私は一瞬固まってしまった。