明らかに八つ当たり。 それでも将太は「ごめんな」って私に謝る。 その後の将太ときたら、私の手をしっかり握って周りから守るようにしてくれた。 将太のそんな優しさが私は好きだったりする。 散々遊園地で遊んで疲れ果てた私達はホテルへと向かった。 ツインの部屋を取ったのかと思いきや、ダブルベッドがドカッと置いてある部屋だった。 「あ〜、疲れた。 歩き回ったから足パンパン。」 私はベッドにドサッと倒れ込む。 「飯はバイキングだって。 もうやってるから行く? で、後はゆっくりしてるか?」