圭司の用意してくれた朝食を食べ終わると、お弁当を持ってアパートをあとにした。 私はそのまま大学へと向かう。 講義にはちゃんと間に合ったし、友達とも他愛もない話をして私はバイト先に足を運ぶ。 「お疲れ様。」 タイムカードを押していると、圭司が事務所にやってきた。 「お疲れ様。 朝食とお弁当ありがとうね。」 「おう。講義間に合った?」 「うん。今日はもう上がり?」 「そう。これから授業。」 「頑張ってね。」 「うん、じゃあな。」 「じゃあね。」 圭司は更衣室、私は店内へと向かう。