「千尋っ!」 病院に着いて彼女は処置室へと運ばれ、私は廊下の椅子に座って待っていると雄大が息を切らしながら駆け付けてくれた。 「雄大…。」 「大丈夫か?」 「私は大丈夫だけど、彼女が…。」 「そっか。 色々聞きたい事があるけど、とりあえず座ろう。」 「うん。」 それからすぐに血相を変えた彼女の母親も駆け付けた。 「雄大くん! 麻衣は?麻衣はどうなの!?」 「今はまだ処置中です。 彼女がたまたま一緒に居て救急車を呼んでくれたんです。」 そう言って雄大は私の方を見た。