沙耶はオーブンの天板の中央に味付けをしたチキンをのせた。その周囲に、匠真と一緒に下ごしらえをしたジャガイモ、玉ねぎ、芽キャベツ、ミニトマトを並べた。それを予熱したオーブンに入れて、時間をセットする。
「ほら、ふたりでやったほうが、早く終わっただろ? そのぶん、こうやってくっついていられる」
オーブンのスタートボタンを押した沙耶を、匠真が後ろから抱きしめた。右の首筋にチュ、チュとキスを落とされて、快楽の余韻が体の中でくすぶり、再び燃え上がりそうになる。
「んっ、匠真さん、そんなふうにしたら……っ」
「また俺が欲しくなってしまう?」
匠真は顔を上げていたずらっぽい表情で言った。沙耶は頬を赤くして左側を向く。
「し、知りませんっ」
「俺は沙耶が欲しいな」
匠真は右手で沙耶の顎をつまんで彼のほうを向かせて、唇にキスをした。
「私の料理が食べたいって言ったの、匠真さんですよ?」
沙耶が軽く睨むようにすると、匠真は沙耶の唇を何度か食む。
「ああ、でも、沙耶も食べたい」
上目遣いで甘えるように言われて、沙耶の心臓がギュンとなる。
(こ、こんな表情をするなんて……っ! 匠真さんってば反則だよ)
ほんの数時間で、今まで見たことのない匠真の表情をいくつも見た。そして、そのたびに彼への想いが強くなる。
(匠真さんとこんなふうにできるなんて……本当に夢みたい)
沙耶は胸の前で交差する匠真の腕に、そっと手を重ねた。
「ほら、ふたりでやったほうが、早く終わっただろ? そのぶん、こうやってくっついていられる」
オーブンのスタートボタンを押した沙耶を、匠真が後ろから抱きしめた。右の首筋にチュ、チュとキスを落とされて、快楽の余韻が体の中でくすぶり、再び燃え上がりそうになる。
「んっ、匠真さん、そんなふうにしたら……っ」
「また俺が欲しくなってしまう?」
匠真は顔を上げていたずらっぽい表情で言った。沙耶は頬を赤くして左側を向く。
「し、知りませんっ」
「俺は沙耶が欲しいな」
匠真は右手で沙耶の顎をつまんで彼のほうを向かせて、唇にキスをした。
「私の料理が食べたいって言ったの、匠真さんですよ?」
沙耶が軽く睨むようにすると、匠真は沙耶の唇を何度か食む。
「ああ、でも、沙耶も食べたい」
上目遣いで甘えるように言われて、沙耶の心臓がギュンとなる。
(こ、こんな表情をするなんて……っ! 匠真さんってば反則だよ)
ほんの数時間で、今まで見たことのない匠真の表情をいくつも見た。そして、そのたびに彼への想いが強くなる。
(匠真さんとこんなふうにできるなんて……本当に夢みたい)
沙耶は胸の前で交差する匠真の腕に、そっと手を重ねた。

