だって私はヒロインじゃない!

 謝る要素しかないよね。


 私の反応を見て、深くため息をつく青峰君。



「全く……。初恋相手と二人きりで 浮かれてたの、俺だけ?」


「ごめん、ホントにごめん……。え?」



 ん、何? 今の、幻聴?


 私の記憶が正しければ……「初恋相手」って聞こえた気がするんだけど。


 青峰君は、そんな私の表情を見て、「嘘だろ」って顔をしている。



「え、知らなかったの?」


「知らないも、何も……。あ、これも幻聴か」


「ごめん、何言ってるのか分かんない」