だって私はヒロインじゃない!

「本当、ごめん……っ」



 あ、やべ。


 そう思ったときには、すでに遅かった。


 私は、足元にあったボールを踏んで、転んでしまった。


 でも、問題はそこじゃない。


 転んだ勢いで、青峰君を押し倒していたのだ。


 いわゆる、床ドンってやつ。


 近くで見る青峰君は、驚いた顔をして私を見つめていた。


 って、まつ毛なっが。

 肌綺麗すぎるでしょ。 毛穴って、知ってる?


 というか私、今、自分がやばい状況なの、分かってる?



「!……ご、ごめん。決してわざとじゃないから……」