だって私はヒロインじゃない!

 って、本当だ。


 私が物思いにふけっている間に、ほとんど片付いてる。


 ヤバイ。ワタシ、ナニモデキテナイ。



「ごめん、私の仕事なのに。……後は1人でやるから、先に帰って?」


「いや、帰れないけど」


「……そうだったね」



 2人の間に、沈黙が流れる。


 いや、気まずー! 何話せばいいの? 


 物理的に閉じ込められているんだし、とりあえず、壁壊す?


 ……それはダメでしょ。


 
「仕方ないから、俺も最後まで手伝うよ」