だって私はヒロインじゃない!

 眉を八の字にして、今にも泣きそうな顔になっている。


 
「あ、青峰君……」


「悪いな、神子戸。また今度、埋め合わせするわ」



 蚊の鳴くような頼りない声で、神子戸ちゃんは青峰君に話しかけた。


 それから、青峰君にはっきりと断られてさらにショックを受けている。


 あら あら あら あら、こりゃ、神子戸ちゃんが可哀想だ。


 青峰君、この罪は重いぞ~……。



  *****現在*****



 で、私と青峰君は体育倉庫に向かったのだけど、何者かに閉じ込められてしまったと……。


 しかもこれ、鍵をかけられたとかじゃなくて、外から物理的に押さえられてるって感じ。