「アタシももう二年ほど前からスグルの血しか飲んでない。スグルに心底惚れてるからね、他の男の血じゃだめなんだ」
「っ、そんな」
祖母とスグルくんは、深緋の目から見ても親子みたいな関係だと思っていた。だからこそ、余計にショックだった。
祖母がスグルくんに恋をしていて、彼の血しか飲めない、ということは。
「もし、スグルくんが居なくなったら……。リリーさんは死ぬってこと?」
「そうだよ」
「じゃあ……白翔が、居なくなったら。私も年老いて死ぬってことだよね?」
「……そうだね、そういう運命だ」
そばに腰を下ろした祖母が、深緋の頭をポンと撫でた。
「もう無理しなくていい」
「……リリーさん」
「今までずっと辛かっただろう?」
哀しそうに笑うその表情を見て、胸がギュウっと痛くなった。うっすらと滲んだ視界から、涙の粒がポロポロとこぼれ落ちた。
「大丈夫。あの子をペットにすればいい。あんたが想ってる以上に、あの坊やも深緋に惚れてるよ。これからはあの坊やがあんたの生命線だ」
***
「っ、そんな」
祖母とスグルくんは、深緋の目から見ても親子みたいな関係だと思っていた。だからこそ、余計にショックだった。
祖母がスグルくんに恋をしていて、彼の血しか飲めない、ということは。
「もし、スグルくんが居なくなったら……。リリーさんは死ぬってこと?」
「そうだよ」
「じゃあ……白翔が、居なくなったら。私も年老いて死ぬってことだよね?」
「……そうだね、そういう運命だ」
そばに腰を下ろした祖母が、深緋の頭をポンと撫でた。
「もう無理しなくていい」
「……リリーさん」
「今までずっと辛かっただろう?」
哀しそうに笑うその表情を見て、胸がギュウっと痛くなった。うっすらと滲んだ視界から、涙の粒がポロポロとこぼれ落ちた。
「大丈夫。あの子をペットにすればいい。あんたが想ってる以上に、あの坊やも深緋に惚れてるよ。これからはあの坊やがあんたの生命線だ」
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