長年探し求めたパズルのピースがパチっとはまるように、この感情の答えを見出し、もはや誤魔化しようも無かった。
理由もなく泣きたくなった。言いようのない切なさが胸いっぱいに広がっていく。
私。白翔が好きだ。白翔に、どうしようもなく惹かれてる。
ここ数日、だれの血を吸っても美味しくないと感じていた。そのちょっとした味覚の変化を気のせいだと思い、やり過ごしてきた。けれど、これが答えだ。
知らず知らずのうちに、白翔に心を奪われていた。その結果、彼の血以外では満足感を得られなくなった。
やがて白翔が腕の力を緩めて、深緋の体を反転させた。肩に手を置かれて、真正面から熱く見つめられる。
「友達なんて口実だよ。俺はもうずっと前から、深緋のことが」
ビクッと体が震えて、咄嗟に彼の口を両手で塞いでいた。急にしゃべることを妨げられた白翔は、混乱して眉を寄せた。
「言わないでっ」
「……んう??」
「それ以上は、言わないでっ!」
視界がゆらゆらと滲み、声が震えた。
「っ、なんで!?」
白翔から手を放し、深緋は逃げるように体育館倉庫を飛び出した。手できゅっと涙を拭い、体育館の出入り口付近に腰を下ろそうとした。
すると丁度良いタイミングで、ガチャっと解錠する音がして体育館の扉が開く。
「まだ誰か残ってるのかー?」
扉から顔を覗かせたのは、体育教師の岡本大貴だ。
理由もなく泣きたくなった。言いようのない切なさが胸いっぱいに広がっていく。
私。白翔が好きだ。白翔に、どうしようもなく惹かれてる。
ここ数日、だれの血を吸っても美味しくないと感じていた。そのちょっとした味覚の変化を気のせいだと思い、やり過ごしてきた。けれど、これが答えだ。
知らず知らずのうちに、白翔に心を奪われていた。その結果、彼の血以外では満足感を得られなくなった。
やがて白翔が腕の力を緩めて、深緋の体を反転させた。肩に手を置かれて、真正面から熱く見つめられる。
「友達なんて口実だよ。俺はもうずっと前から、深緋のことが」
ビクッと体が震えて、咄嗟に彼の口を両手で塞いでいた。急にしゃべることを妨げられた白翔は、混乱して眉を寄せた。
「言わないでっ」
「……んう??」
「それ以上は、言わないでっ!」
視界がゆらゆらと滲み、声が震えた。
「っ、なんで!?」
白翔から手を放し、深緋は逃げるように体育館倉庫を飛び出した。手できゅっと涙を拭い、体育館の出入り口付近に腰を下ろそうとした。
すると丁度良いタイミングで、ガチャっと解錠する音がして体育館の扉が開く。
「まだ誰か残ってるのかー?」
扉から顔を覗かせたのは、体育教師の岡本大貴だ。



