「そうそう、この間もスマホが無くなったって大騒ぎになってぇ」
同じバス停を利用するママ友達の会話に、ふと目を向ける。寄り集まって話す三人組のひとりと目が合い、「りりちゃんママも来て来て」と手招きされた。「恭ちゃんママの旦那さん、またスマホ失くしたんだって」と以前に聞いていた内容を教えてくれる。苦笑がもれた。
「それで自宅には無かったのよね?」
「うん。ちゃんと持ち帰ってたら着信音で見つけられるんだけどねぇ……結局、会社のデスクの中に置き忘れたってオチ。わざわざ回線止めたりして、もう散々。ダンナの管理不十分には困ったものよぉー」
そう言って恭ちゃんママが空中で手をはたく仕草をした。
「なら、夫婦でお互いにスマホを探すアプリを入れておくと良いですね?」
深緋が今後の対策として思い付いたことを述べると、恭ちゃんママが目を輝かせ、「そうそう、それ!」と共感を示した。
「結局はダンナとそのアプリ入れようってなって! とりあえずはそれで様子見することにしたの!」
「て言うか、りりちゃんママも利用してるの、そのアプリ?」
「あ、はい。夫がちょっと心配症な人だから……私がどこにいるかわからないと嫌みたいで」
深緋の言葉に「ああ、なるほど」と妙に納得するママもいれば、「でもそれって束縛されてるっぽくて嫌じゃない?」と聞いてくるママもいる。深緋は曖昧に首を傾げ、「いえ、それほどでは」と愛嬌じみて笑った。
同じバス停を利用するママ友達の会話に、ふと目を向ける。寄り集まって話す三人組のひとりと目が合い、「りりちゃんママも来て来て」と手招きされた。「恭ちゃんママの旦那さん、またスマホ失くしたんだって」と以前に聞いていた内容を教えてくれる。苦笑がもれた。
「それで自宅には無かったのよね?」
「うん。ちゃんと持ち帰ってたら着信音で見つけられるんだけどねぇ……結局、会社のデスクの中に置き忘れたってオチ。わざわざ回線止めたりして、もう散々。ダンナの管理不十分には困ったものよぉー」
そう言って恭ちゃんママが空中で手をはたく仕草をした。
「なら、夫婦でお互いにスマホを探すアプリを入れておくと良いですね?」
深緋が今後の対策として思い付いたことを述べると、恭ちゃんママが目を輝かせ、「そうそう、それ!」と共感を示した。
「結局はダンナとそのアプリ入れようってなって! とりあえずはそれで様子見することにしたの!」
「て言うか、りりちゃんママも利用してるの、そのアプリ?」
「あ、はい。夫がちょっと心配症な人だから……私がどこにいるかわからないと嫌みたいで」
深緋の言葉に「ああ、なるほど」と妙に納得するママもいれば、「でもそれって束縛されてるっぽくて嫌じゃない?」と聞いてくるママもいる。深緋は曖昧に首を傾げ、「いえ、それほどでは」と愛嬌じみて笑った。



