吸血少女はハニーブラッドをご所望です(コミカライズ原作です)

 唇にほんのりとした温もりが伝わる。ライトなキスがもどかしくて、深緋は白翔の首に腕を回し、口付けを深くした。

 欲情する自分に合わせて、彼のキスに熱がこもる。唇を割って入る舌を自分のものと絡ませて、深緋は白翔を求めた。

 時にリップ音を立てながら、甘く続く口づけに全身が熱くなる。息が荒くなる。

 ソファーに押し倒された状態で、白翔を見上げる。熱に浮かされた瞳に、自分と同じ欲が見えて嬉しくなる。

 白翔の顔が近付き、耳と頬と首筋にキスを落としていく。彼の引き締まった背中に腕を回した。

 徐々に高鳴る心臓の音と、物憂げな吐息が二人を満たしていた。欲望のままに求め合い、服を脱ぐ。ソファーから絨毯の上に寝転がった。

 ジッと見下ろす彼の頬に、手を添えた。真っ昼間の明るい時間帯なので、互いの体つきがはっきりと分かる。

「……深緋、綺麗だよ」
「ありがとう」

 もはや恥じらいなど微塵も感じない。それ以上に白翔の身も心も、全てが愛おしく、彼と繋がりたいと強く願った。

 恋い焦がれてやまない気持ちを、与えられる愛情に重ね合わせ、夢中で抱き合った。ため息ともつかない喘ぎ声が漏れ、白翔の背にしがみつく。肌に触れる白翔の手が心地良くて、目の縁からは涙がこぼれ落ちた。

 体の至る所に彼の吐息を感じて、愛おしい時間に、深緋はただただ身を任せた。

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