高校生活を繰り返すようになってからと言うもの、何かしらの理由をつけてカメラに写りそうな行事は全て欠席で通してきたのだ。中でも卒業アルバムのための写真からどう逃げるのかが一番の難点だった。
「珍しいのかもしれないけど……ただの同姓同名ですね?」
「だな?」
岡本大貴はハハ、と笑いながら恥ずかしそうに頬を掻いた。
ふと、床を擦るバッシュの音や部員たちの掛け声が耳へ届く。いつの間にかスリーオンスリーが始まっていた。ボールを持つ白翔がディフェンスをする男子にフェイントをかけ、ドリブルで抜けてゴール下からシュートを決める。
流れるほどに自然でしなやかな姿を見て、顔が綻ぶのを感じた。
「朝比奈のそういう表情、初めて見るな?」
岡本大貴がポソっと呟いた。確かにそうかもしれない。
「先生。私、家族になるんですよ?」
「え?」
「白翔と結婚して、家族になるんです」
満面の笑みでそう断言すると、岡本大貴は予想通り唖然としていた。
*
午後、白翔と手を繋いで帰宅し、深緋の家で昼食を取った。ファーストフード店で持ち帰りにしたハンバーガーの二個目にかぶりつきながら、「そういえばさ」と白翔が言った。
「この家どうするの?」
「……え?」
「珍しいのかもしれないけど……ただの同姓同名ですね?」
「だな?」
岡本大貴はハハ、と笑いながら恥ずかしそうに頬を掻いた。
ふと、床を擦るバッシュの音や部員たちの掛け声が耳へ届く。いつの間にかスリーオンスリーが始まっていた。ボールを持つ白翔がディフェンスをする男子にフェイントをかけ、ドリブルで抜けてゴール下からシュートを決める。
流れるほどに自然でしなやかな姿を見て、顔が綻ぶのを感じた。
「朝比奈のそういう表情、初めて見るな?」
岡本大貴がポソっと呟いた。確かにそうかもしれない。
「先生。私、家族になるんですよ?」
「え?」
「白翔と結婚して、家族になるんです」
満面の笑みでそう断言すると、岡本大貴は予想通り唖然としていた。
*
午後、白翔と手を繋いで帰宅し、深緋の家で昼食を取った。ファーストフード店で持ち帰りにしたハンバーガーの二個目にかぶりつきながら、「そういえばさ」と白翔が言った。
「この家どうするの?」
「……え?」



