吸血少女はハニーブラッドをご所望です(コミカライズ原作です)

 大丈夫。私の隣りには、白翔がいてくれる。白翔と共に歩いて行く。

 自宅に帰り着くと、ポストに手紙が入っていた。

 もしかしたら、今日自分たちが家を空けている間に、とも思うが。朝は祖母のことで頭がいっぱいだったので、ポストの確認を怠っていた。なので、昨夜のうちに投函されたものかもしれない。

 とにかく、織田将吾から次の会合を知らせる手紙が届いていた。

 *

 週末の土曜日。手紙で指定されたファミレスへと足を運んだ。ひっきりなしに来店ベルが鳴り、その都度店員が席の案内のために声を張り上げている。
 夕方六時という時間帯なので、そろそろ店が混み始める頃かもしれない。

 白翔と二人で訪れると、先に着座して待っていた織田に声を掛けられ、合流した。

 四人掛けの席に座り、それぞれが食べたい物をメニュー表から選んだ。呼び出しベルを押し、深緋は海老とトマトのクリームパスタを、白翔は焼肉定食を注文した。織田は既に注文が済んでいると言う。緑色のエプロンを付けた女性店員が一礼をして去って行く。その際、織田を二度見して微かに頬を赤らめていた。

 確かに、見た目だけで言えば眉目秀麗に違いない。すぐそばに着席した女性二人も織田を見て、コソコソと囁き合っている。対する織田に目をやると、涼しい顔で水を飲んでいた。