戸口でまた一礼してから、村本館を後にした。帰りの足取りは軽く、気を抜けばスキップを踏んでしまいそうだ。
服のポケットからスマホを取り出し、今朝祖母に送ったメッセージを確認する。ちゃんと既読の文字が付いていて、安堵から笑みがこぼれた。
門を出てから、谷で得た情報を祖母と白翔に伝えようと思うが、あいにく電波は無く圏外だ。仕方ない。山道を下ってから連絡するか……。
黙々と足を動かし、駅へ向かう。途中、お腹が空いて腹部をさする。腕時計を見ると、十二時半を回ったところだった。懸命に足を進め、それから三十分ほどで山道を抜ける。
駅に近いコンビニへ立ち寄り、イートインスペースで買ったばかりのお弁当に箸を付けた。
既に圏外地域を出ていたため、スマホから祖母の番号に電話を掛けた。無機質な呼び出し音が続くだけで、一向に繋がる気配がない。早く伝えたいのに。気ばかりが焦る。
通話を諦め、再度メッセージを打って送信する。
【助かる方法があるかもしれない、家で待ってて!】
トークルームを見つめたままで暫し時間をおくが、なかなか既読にもならない。
リリーさん、なにやってるんだろう……。
何度ついたか知れないため息をまた落とし、今度は白翔に電話を掛けた。呼び出し音が聞こえてすぐ、回線は繋がった。
『もしもし、深緋? どうだった?』
服のポケットからスマホを取り出し、今朝祖母に送ったメッセージを確認する。ちゃんと既読の文字が付いていて、安堵から笑みがこぼれた。
門を出てから、谷で得た情報を祖母と白翔に伝えようと思うが、あいにく電波は無く圏外だ。仕方ない。山道を下ってから連絡するか……。
黙々と足を動かし、駅へ向かう。途中、お腹が空いて腹部をさする。腕時計を見ると、十二時半を回ったところだった。懸命に足を進め、それから三十分ほどで山道を抜ける。
駅に近いコンビニへ立ち寄り、イートインスペースで買ったばかりのお弁当に箸を付けた。
既に圏外地域を出ていたため、スマホから祖母の番号に電話を掛けた。無機質な呼び出し音が続くだけで、一向に繋がる気配がない。早く伝えたいのに。気ばかりが焦る。
通話を諦め、再度メッセージを打って送信する。
【助かる方法があるかもしれない、家で待ってて!】
トークルームを見つめたままで暫し時間をおくが、なかなか既読にもならない。
リリーさん、なにやってるんだろう……。
何度ついたか知れないため息をまた落とし、今度は白翔に電話を掛けた。呼び出し音が聞こえてすぐ、回線は繋がった。
『もしもし、深緋? どうだった?』



