爽やかすぎる笑顔、親近感を覚える柔和な対応、あれは全て表の顔で、腹の中ではなにを考えているのかわからない。
「サプライズってなんだろ……憂鬱で仕方ないよ」
せっかく楽しいデートだったのに、織田のせいでぶち壊しだ。深緋は帰りの電車に揺られ、白翔にずっと寄り添っていた。
「ただいま」
「お帰り、深緋ちゃん」
「あれ。リリーさんは? もう仕事に出ちゃった?」
スグルくんは彼特有の穏やかな笑みを浮かべて頷き、キッチンに向かった。「晩御飯、まだだよね?」と訊かれ、「うん」と返事をする。リビングの壁掛け時計に目をやると、八時半に差し掛かろうとしていた。
「ハクトくんとデートだったんだって?」
言いながら食欲をそそる香りと共に、ダイニングテーブルの上にハンバーグと少量のライス、サラダが並ぶ。深緋は椅子を引いて座り、いただきます、と手を合わせた。
「うん。水族館に行ってきたんだけどね。初めてだったから、すごく楽しかったよ」
「そっかぁ。良かったね?」
「うん!」
美味しい晩御飯をペロリと平らげて、水の入ったグラスに口を付ける。スグルくんが空いた食器を下げてくれた。そのままシンクの前に立つ彼を見つめ、ふと思った。
「ねぇスグルくん」
「……うん?」
「リリーさんとスグルくんって、どっちが先に告白したの?」
「っえ!?」
「サプライズってなんだろ……憂鬱で仕方ないよ」
せっかく楽しいデートだったのに、織田のせいでぶち壊しだ。深緋は帰りの電車に揺られ、白翔にずっと寄り添っていた。
「ただいま」
「お帰り、深緋ちゃん」
「あれ。リリーさんは? もう仕事に出ちゃった?」
スグルくんは彼特有の穏やかな笑みを浮かべて頷き、キッチンに向かった。「晩御飯、まだだよね?」と訊かれ、「うん」と返事をする。リビングの壁掛け時計に目をやると、八時半に差し掛かろうとしていた。
「ハクトくんとデートだったんだって?」
言いながら食欲をそそる香りと共に、ダイニングテーブルの上にハンバーグと少量のライス、サラダが並ぶ。深緋は椅子を引いて座り、いただきます、と手を合わせた。
「うん。水族館に行ってきたんだけどね。初めてだったから、すごく楽しかったよ」
「そっかぁ。良かったね?」
「うん!」
美味しい晩御飯をペロリと平らげて、水の入ったグラスに口を付ける。スグルくんが空いた食器を下げてくれた。そのままシンクの前に立つ彼を見つめ、ふと思った。
「ねぇスグルくん」
「……うん?」
「リリーさんとスグルくんって、どっちが先に告白したの?」
「っえ!?」



