織田との時間からようやく解放されると知り、深緋は大きく息を吐き出した。いきなり海底付近に沈められ、散々もがいたあと、やっと水中から顔を出せた気分だ。始終苦しくて仕方なかった。
去り際に「リリーさん良いね」と声を掛けられる。
「彼女は逸材だよ。なんて言うか……見てるとこう、ゾクゾクして殺したくなる」
織田の細められた瞳に色欲の色が浮かんだ。今にも舌舐めずりをしそうな、その表情を見て、サッと血の気が引く。そんな深緋を面白そうに見やり、「なんてね」とまた織田が爽やかに笑う。
「次会うときは、とっておきのサプライズを用意しておくから、楽しみに待っててね?」
そう言って背を向け、手を振られた。できることならもう二度と会いたくない。けれど、そうも言っていられない。
白翔と手を繋ぎながら帰路を辿る。その道々で、織田 将吾について知っていることを彼に全て打ち明けた。
「連続殺人犯……? 嘘だろ??」
白翔は予想通りの反応で蒼白になり、頬を強張らせていた。
「確かに普通じゃないとは思ったけど。よりによってサイコパス……」
「証拠とかはないけど。多分、快楽殺人者なんだと思う」
織田は見事に使い分けている。作り上げられた他所行きの顔とそうでない裏の部分を。
去り際に「リリーさん良いね」と声を掛けられる。
「彼女は逸材だよ。なんて言うか……見てるとこう、ゾクゾクして殺したくなる」
織田の細められた瞳に色欲の色が浮かんだ。今にも舌舐めずりをしそうな、その表情を見て、サッと血の気が引く。そんな深緋を面白そうに見やり、「なんてね」とまた織田が爽やかに笑う。
「次会うときは、とっておきのサプライズを用意しておくから、楽しみに待っててね?」
そう言って背を向け、手を振られた。できることならもう二度と会いたくない。けれど、そうも言っていられない。
白翔と手を繋ぎながら帰路を辿る。その道々で、織田 将吾について知っていることを彼に全て打ち明けた。
「連続殺人犯……? 嘘だろ??」
白翔は予想通りの反応で蒼白になり、頬を強張らせていた。
「確かに普通じゃないとは思ったけど。よりによってサイコパス……」
「証拠とかはないけど。多分、快楽殺人者なんだと思う」
織田は見事に使い分けている。作り上げられた他所行きの顔とそうでない裏の部分を。



