「なんか。話聞いてて、色々と納得した。前に深緋が、俺とは両思いになりたくないって言ってたのも。そういう事情があったからなんだな」
深緋は少しだけ口角を上げて、無言で頷いた。それからは白翔に思い付く限りのことを話した。
血を吸っている限り外見が変わらないので、もう何年も生きていること。
高校生を何度も繰り返し、その都度引越しも兼ねていること。
家族である“リリーさん”も吸血鬼であること。
その“リリーさん”の恋人であるスグルくんが、彼女専用の吸血相手であり、彼氏イコール、ペットを意味すること。
“リリーさん”も深緋同様に“かわいそうな女の子”になっていること。
今まではずっと成人男性から血を吸っていたが、ちょっとした手違いで白翔から吸血し、その味に酔いしれたこと。
吸血自体に意識を失わせる作用があり、それと同時に前後の記憶を消してしまうこと。
夏休みに入ってからは、吸血と採血を使い分けて白翔から血を飲んでいたこと。
一つ一つを思い出しながら話し、都度、質問を挟む彼に分かるように説明をした。吸血で意識を失う現象に答えがもらえたことには、大袈裟に安堵していた。
白翔は全てを理解したような、それでもところどころはまだよくわかっていないような、複雑な表情をした。両腕を組み、うーん、と項垂れている。やがて「あのさ」と声を掛けられた。
深緋は少しだけ口角を上げて、無言で頷いた。それからは白翔に思い付く限りのことを話した。
血を吸っている限り外見が変わらないので、もう何年も生きていること。
高校生を何度も繰り返し、その都度引越しも兼ねていること。
家族である“リリーさん”も吸血鬼であること。
その“リリーさん”の恋人であるスグルくんが、彼女専用の吸血相手であり、彼氏イコール、ペットを意味すること。
“リリーさん”も深緋同様に“かわいそうな女の子”になっていること。
今まではずっと成人男性から血を吸っていたが、ちょっとした手違いで白翔から吸血し、その味に酔いしれたこと。
吸血自体に意識を失わせる作用があり、それと同時に前後の記憶を消してしまうこと。
夏休みに入ってからは、吸血と採血を使い分けて白翔から血を飲んでいたこと。
一つ一つを思い出しながら話し、都度、質問を挟む彼に分かるように説明をした。吸血で意識を失う現象に答えがもらえたことには、大袈裟に安堵していた。
白翔は全てを理解したような、それでもところどころはまだよくわかっていないような、複雑な表情をした。両腕を組み、うーん、と項垂れている。やがて「あのさ」と声を掛けられた。



