へへっと笑う白翔は昨日の青白い顔が嘘のようにけろりとしている。この地獄のような暑さも平気のようだ。「ありがとう」とひとまずは礼を言う。
「あのさ。俺、思ったんだけど。深緋って日光平気なんだ?」
「どういうこと?」
「ああ、いや。吸血鬼って日光浴びたら灰になるとかじゃなかったっけ?」
「……うーん」
「他に十字架とニンニクが弱点とか……あとは血を吸われた相手も吸血鬼になるとか?」
深緋は前方を見渡し、出来るだけ木の陰になった歩道を進んだ。日陰に入ると少しだけ暑さが弱まった。
「確かに。吸血鬼については諸説あると思うけど、日光は平気だよ。ニンニクも食べられるし。
ただ十字架は苦手。弱点ってほどでは無いけど、見たらゾッとする。あとは讃美歌。一度だけ聞いたことがあるんだけど、気持ち悪くなって震えちゃった」
そのときのことを思い出し、ハハっと苦笑いすると、白翔が興味深そうに相槌を打った。
「基本、私たちが血を吸っても吸われた相手が吸血鬼になるわけじゃないの。フィクションではそういう話が沢山あるんだけどね」
「そうなんだ。俺、前にドラキュラが出てくるホラーを観たことがあるんだけどさ、そういうのとは違うんだな」
自身に言い聞かせる白翔を見て、一瞬ギクリとする。ドラキュラという単語が彼の口から飛び出したことに、冷や汗をかいた。
「あのさ。俺、思ったんだけど。深緋って日光平気なんだ?」
「どういうこと?」
「ああ、いや。吸血鬼って日光浴びたら灰になるとかじゃなかったっけ?」
「……うーん」
「他に十字架とニンニクが弱点とか……あとは血を吸われた相手も吸血鬼になるとか?」
深緋は前方を見渡し、出来るだけ木の陰になった歩道を進んだ。日陰に入ると少しだけ暑さが弱まった。
「確かに。吸血鬼については諸説あると思うけど、日光は平気だよ。ニンニクも食べられるし。
ただ十字架は苦手。弱点ってほどでは無いけど、見たらゾッとする。あとは讃美歌。一度だけ聞いたことがあるんだけど、気持ち悪くなって震えちゃった」
そのときのことを思い出し、ハハっと苦笑いすると、白翔が興味深そうに相槌を打った。
「基本、私たちが血を吸っても吸われた相手が吸血鬼になるわけじゃないの。フィクションではそういう話が沢山あるんだけどね」
「そうなんだ。俺、前にドラキュラが出てくるホラーを観たことがあるんだけどさ、そういうのとは違うんだな」
自身に言い聞かせる白翔を見て、一瞬ギクリとする。ドラキュラという単語が彼の口から飛び出したことに、冷や汗をかいた。



