「ああ。本来なら人間の男数人の血を戴きたいところだが。シンプルに金銭で請け負おう」
「わかりました」
カムイさんから聞いた金額を繰り返し頭の中で復唱する。
「それでは、儀式に必要なものを説明しよう。全て揃えて持って来るといい」
そのとき部屋の引き戸が開き、案内役の女性が戻って来る。病院と連絡が取れたことと到着までの時間を伝えて、また廊下へ出て行こうとした。
「あのっ、申し訳ないのですが。私のバックを取って貰えますか?」
部屋の隅に置いた赤いデイパックを指差すと、女性は快く承諾し、手元にバックが届いた。
「ありがとうございます」
白翔を寝かせた状態で動けないので、丁重にお辞儀すると、女性は品良く微笑み、再び廊下へと出て行った。
デイパックの内ポケットから、あらかじめ用意していたメモ帳とペンを出す。その際、吸血鬼伝承を記した絵本が視界を過ぎるが。必要性を感じないのでそのままファスナーを閉じた。
「あの、必要事項をメモに書き記してもいいですか?」
カムイさんに断りを入れると、彼女は「構わん」と言って頷いた。
「まず、月桂樹……ローリエと呼ばれる葉を三枚と」
「はい」
「三種類の血液を50CCほど。人間の血と同族の血、そしてドラキュラの血が必要となる」
「……え」
「わかりました」
カムイさんから聞いた金額を繰り返し頭の中で復唱する。
「それでは、儀式に必要なものを説明しよう。全て揃えて持って来るといい」
そのとき部屋の引き戸が開き、案内役の女性が戻って来る。病院と連絡が取れたことと到着までの時間を伝えて、また廊下へ出て行こうとした。
「あのっ、申し訳ないのですが。私のバックを取って貰えますか?」
部屋の隅に置いた赤いデイパックを指差すと、女性は快く承諾し、手元にバックが届いた。
「ありがとうございます」
白翔を寝かせた状態で動けないので、丁重にお辞儀すると、女性は品良く微笑み、再び廊下へと出て行った。
デイパックの内ポケットから、あらかじめ用意していたメモ帳とペンを出す。その際、吸血鬼伝承を記した絵本が視界を過ぎるが。必要性を感じないのでそのままファスナーを閉じた。
「あの、必要事項をメモに書き記してもいいですか?」
カムイさんに断りを入れると、彼女は「構わん」と言って頷いた。
「まず、月桂樹……ローリエと呼ばれる葉を三枚と」
「はい」
「三種類の血液を50CCほど。人間の血と同族の血、そしてドラキュラの血が必要となる」
「……え」



