ようやく白翔にバレずにこっそり出掛け……。
られる、と思ったところで表情が固まった。ザッザッと靴音を鳴らし、猛スピードで白翔が一度歩いた道を戻って来る。
「は、白翔。なんで?」
「っ、定期忘れて、取りに戻ったんだけど……っ。なに、深緋。どっか行くの??」
息を切らしながら白翔が深緋のそばで急停止した。
「あ、うん。ちょっと」
ぎこちない笑みで行き先を濁したのがいけなかった。「なんか怪しい」と呟いた直後、白翔がジトっと目を細めた。
「俺も行く」
「……えっ、って! 白翔部活は??」
「一日ぐらい休んでも平気! 俺も行く!」
まるで単独での行動を制限されているかのような不自然さだ。その後も二度ほど白翔に見つかり、谷へ行く日の都合がつかず、深緋は頭を悩ませた。
このままだと合宿の日を迎えてしまうけど、それも仕方ないのかな……。
晩御飯と入浴を済ませてから、部屋でひとり気を揉んでいると、ラインの着信音が鳴った。白翔からだ。
【ごめん、深緋。前に伝えてた合宿の日程なんだけど。俺の勘違いで一日ズレてた。8月7日から8月9日の二泊らしい。一応ちゃんと送っとく!】
文面を読んでからひと息ついた。【わかった】と返事を送信する。
こうなったら確実な日取りで谷へ向かおう。出発は七日だ。白翔の合宿初日に合わせれば、単独で行けるはず。
られる、と思ったところで表情が固まった。ザッザッと靴音を鳴らし、猛スピードで白翔が一度歩いた道を戻って来る。
「は、白翔。なんで?」
「っ、定期忘れて、取りに戻ったんだけど……っ。なに、深緋。どっか行くの??」
息を切らしながら白翔が深緋のそばで急停止した。
「あ、うん。ちょっと」
ぎこちない笑みで行き先を濁したのがいけなかった。「なんか怪しい」と呟いた直後、白翔がジトっと目を細めた。
「俺も行く」
「……えっ、って! 白翔部活は??」
「一日ぐらい休んでも平気! 俺も行く!」
まるで単独での行動を制限されているかのような不自然さだ。その後も二度ほど白翔に見つかり、谷へ行く日の都合がつかず、深緋は頭を悩ませた。
このままだと合宿の日を迎えてしまうけど、それも仕方ないのかな……。
晩御飯と入浴を済ませてから、部屋でひとり気を揉んでいると、ラインの着信音が鳴った。白翔からだ。
【ごめん、深緋。前に伝えてた合宿の日程なんだけど。俺の勘違いで一日ズレてた。8月7日から8月9日の二泊らしい。一応ちゃんと送っとく!】
文面を読んでからひと息ついた。【わかった】と返事を送信する。
こうなったら確実な日取りで谷へ向かおう。出発は七日だ。白翔の合宿初日に合わせれば、単独で行けるはず。



