「その荷物、深緋どっか行くのか?」
「あ〜……うん。ちょっと。ハイキングとか、良いかなぁって」
「え! 俺も行きたい!」
……げっ。
「白翔、今日部活は?」
「ん? 夏休みは火・木・土で一日置きだし。今日は日曜だから休みだけど?」
……そうだった。夏休みに入ってから、曜日感覚がすっかり狂っていた。何でもないふうに言う白翔に対して、平然さを装うのに苦労した。
「つーか。深緋にそんなアウトドアの趣味が有るなんて意外だったなぁ〜。直ぐに着替えて準備するから、三十分ぐらい待って貰ってい?」
「……ああ、うん」
だめだ。今日はだめ。白翔を連れて行けないのだから、谷へ行くのは延期しないと。
一旦家へと引き返す彼を見送り、その日は仕方なく別の場所へと出掛けた。
しかしながら、こんなことでめげる深緋ではない。予定を急ぐため、翌々日に出発を決意した。
部活へ行く前の白翔と会い、素早く吸血と採血を済ませた。
揺り起こしてから、行ってらっしゃいと手を振り、明日の朝に飲む分を水筒に準備する。あらかじめ玄関に用意しておいたデイパックを背負ってから歩道へ出た。
正直、夜までに帰って来れるかはわからないので、白翔が心配して電話をかけてくるかもしれない。なので、その辺は上手く誤魔化すつもりだ。
「あ〜……うん。ちょっと。ハイキングとか、良いかなぁって」
「え! 俺も行きたい!」
……げっ。
「白翔、今日部活は?」
「ん? 夏休みは火・木・土で一日置きだし。今日は日曜だから休みだけど?」
……そうだった。夏休みに入ってから、曜日感覚がすっかり狂っていた。何でもないふうに言う白翔に対して、平然さを装うのに苦労した。
「つーか。深緋にそんなアウトドアの趣味が有るなんて意外だったなぁ〜。直ぐに着替えて準備するから、三十分ぐらい待って貰ってい?」
「……ああ、うん」
だめだ。今日はだめ。白翔を連れて行けないのだから、谷へ行くのは延期しないと。
一旦家へと引き返す彼を見送り、その日は仕方なく別の場所へと出掛けた。
しかしながら、こんなことでめげる深緋ではない。予定を急ぐため、翌々日に出発を決意した。
部活へ行く前の白翔と会い、素早く吸血と採血を済ませた。
揺り起こしてから、行ってらっしゃいと手を振り、明日の朝に飲む分を水筒に準備する。あらかじめ玄関に用意しておいたデイパックを背負ってから歩道へ出た。
正直、夜までに帰って来れるかはわからないので、白翔が心配して電話をかけてくるかもしれない。なので、その辺は上手く誤魔化すつもりだ。



