横に男物のブーツがあったので、土足厳禁というわけではないらしい。ホッとして立ち上がると、安堵したような声が後ろからかかる。
「さすが勇者だ。頼りになる」
ブーツを履いたヴァルラントが後ろに続き、花音は腰に手を当てて否定した。
「勇者じゃないわ。ただの女子高生よ」
「……それはどういう職業だ?」
「普通の学生よ。こっちにも学園くらいあるでしょう?」
「王都にアカデミーがあるが」
今はとにかく状況を確認しなければ。兵士の人数もこの目で確かめておきたい。
花音はだだっ広い寝室の出口を目指す。
「そういう場所で、学生らしく勉学に励んでいたってわけ。……って、なにこれ?」
ドアを開けた先には、無数の光が点滅していた。
まるで生きているように小さな光が忙しなく動き回り、花音のまわりを埋め尽くす。
一体何事だと目を白黒させていると、後ろにいたヴァルラントが感心したように言う。
「…………驚いた。君も愛し子なのか」
聞き慣れない単語に振り向くと、彼の周囲にもじゃれつくように光が集まる。
花音は揺れ動く光の輪からなんとか顔を出して、ヴァルラントに歩み寄る。
「さすが勇者だ。頼りになる」
ブーツを履いたヴァルラントが後ろに続き、花音は腰に手を当てて否定した。
「勇者じゃないわ。ただの女子高生よ」
「……それはどういう職業だ?」
「普通の学生よ。こっちにも学園くらいあるでしょう?」
「王都にアカデミーがあるが」
今はとにかく状況を確認しなければ。兵士の人数もこの目で確かめておきたい。
花音はだだっ広い寝室の出口を目指す。
「そういう場所で、学生らしく勉学に励んでいたってわけ。……って、なにこれ?」
ドアを開けた先には、無数の光が点滅していた。
まるで生きているように小さな光が忙しなく動き回り、花音のまわりを埋め尽くす。
一体何事だと目を白黒させていると、後ろにいたヴァルラントが感心したように言う。
「…………驚いた。君も愛し子なのか」
聞き慣れない単語に振り向くと、彼の周囲にもじゃれつくように光が集まる。
花音は揺れ動く光の輪からなんとか顔を出して、ヴァルラントに歩み寄る。



