俺を…待ってたんじゃないのか…。 ぬか喜びさせんじゃねぇ。 「はぁ~、でも集会のときは大変だったねぇ」 「ああ、俺が書く所間違えたな」 「でも、一件落着♪ありがとね」 季は無邪気な顔で俺に笑顔を見せる。 っく、下心を見せやがって…。 ならとっとと告れ、腑抜け者。 「お礼に話し聞いてくれる?」 「え?」 俺は足を止める。 「なんじゃそりゃ…」 それって…。 「あたしね…」 鼓動が速くなっていく。