御影の王

やがて交差点に差し掛かり。

「私はこちらなのでな、ここで失礼する」

分かれ道の真ん中で立ち止まった乙女が言う。

「そうか…ならば明日…学校で会うとしよう」

俺はいつも通りの表情で乙女に告げる。

そしてその場を立ち去ろうとして。

「紅!」

乙女に呼び止められる。

振り向いた先には。