狂愛されて、壊れそう。

 その後、悠雅くんとお外でたくさん遊んだの。

 悠雅くんは、面倒くさそうな顔をしてたけど最後まで付き合ってくれた。

 やっぱり、悠雅くんはツンデレなんだ!

 「悠雅くん、一緒に帰ろうっ!」

 学校が終わって、ひとりで帰ろうとする悠雅くんに声をかける。

 「げっ、またお前かよ」
 「もーっ!お前じゃなくて、桜子だよ」
 「はい、はい。バカ子な」
 「違うよ!桜子だよ」

 どうして、名前を呼んでくれないのかな…。

 「てか、おれは迎えの車が来てるから。一緒には帰らない」
 「えっー!!悠雅くん、歩いて帰らないの?」

 変なの。他のお友達も歩いて帰ってるのに。

 「それなら、途中まで一緒に行こう?」
 「勝手にしろ」

 そう言うと、先に行ってしまう。